内装材の仕上げ材として取り付けられる「造作材」ですが、造作材にこだわることで、お部屋の雰囲気が一気に垢ぬけます。「造作材」とは何か知らない方も、一緒に造作材について知識を身につけ、より後悔のない空間を作りましょう。
造作材とは
造作材とは、内装の仕上げ材・取り付け材の総称を指します。使用される箇所は多岐にわたり、床や壁、天井、さらには窓枠なども含まれます。順に説明します。
巾木・幅木
巾木・幅木(はばき)は、壁と床が接する箇所に使われる造作材です。汚れやすく、破損しやすい場所なので、壁面の保護をする目的で設けます。樹脂製の白い巾木が一般的ですが、最近ではスタイリッシュな巾木が注目されています。
廻り縁
廻り縁(まわりぶち)は、壁と天井が接する箇所に使われる造作材です。空間を広く演出するために敢えて取り付けない場合もあります。
見切り
見切り(みきり)は、壁材や床材が切り替わる部分をより美しくするために使われる造作材です。2つの異なる仕上げ材の隙間や段差を解消することができます。床に使用する「床見切材」と壁に使用する「壁見切材」があります。
笠木
笠木(かさぎ)は、室内の腰壁キッチンや階段まわりに設けるカウンター部分の造作材です。笠木の色で印象が変わるため、他の建具との相性を考えて選びましょう。
窓枠
窓枠(まどわく)は、出入りの目的で設けられる開口部を収める造作材です。窓周りを保護したり、施工性を高める目的で使用されます。最近では景色を美しく見せるために、スリムな窓枠も出てきています。
無目枠
無目枠(むめわく)は、建具を取付けない開口部を収める造作材です。キッチン腰壁の側板や小部屋の入口部分など、室内を仕切るために使われます。
框
框(かまち)は、床の間や玄関などの端に使われる造作材です。玄関に使うL字型の「上がり框」、床の間の立ち上がりに設ける「床框」、階段に使う「階段框」などがあります。
長押
長押(なげし)は、和室の壁面をぐるりと囲む造作材です。本来和室に取り入れられていますが、近年では洋室につけることも増えています。ハンガーなどをかけたり、フックを使って帽子やバッグ、他にも写真などを飾ったりと、壁面を有効に活用することができます。
造作材にこだわると…
メリット
部屋の印象が垢ぬける
インテリアやフローリング、壁紙とのバランスを合わせることで部屋の印象も変わります。幅や高さを変えるだけで、スッキリとした印象になったり、重厚感を出したりすることができます。
デメリット
手間がかかる
通常、造作材は標準仕様のものを使用されることが多いため、施主の要望がなければ変更されません。そのため、設計段階で工務店やハウスメーカー等の施工業者との入念な打ち合わせが必要です。
当店人気のおしゃれな造作材
施工事例
当店人気商品
森田アルミ工業 albase 極小アルミ巾木 L=3600
森田アルミ工業 fitbase アルミ巾木 L=3600
森田アルミ工業 アルミ床見切り keid KED18-SL
シンコール エミネンスリフォーム 框 1枚入 RFK
森田アルミ工業 fitframe 極薄窓枠 W=94.5 2本入り 窓台 ホワイト ブラック FRA942
森田アルミ工業 fitframe 極薄窓枠 W=97 2本入り 窓台 ホワイト ブラック FRA972
ウッドワン 長押 NWK33UA2 DOT W900mm デザイン長押 KITOIRO
ウッドワン 長押 NWK63UA4 CHECK W1840mm デザイン長押 KITOIRO
最後に
今回は「造作材」についてご紹介しました。通常、造作材は標準仕様のものを使用されることが多いため、施主からの要望がなければ変更されません。家づくりにおいて、見落としがちの造作材ですが、床材や壁紙・インテリア等に合わせることで部屋の印象が垢ぬけます。みなさんも「造作材」にこだわってみてはいかがでしょうか。
【おすすめ特集】
【特集】選ぶならSIAA認証済みの「無垢フローリング」
【特集】真鍮(しんちゅう)アイテム集めてみました