知っておきたい!鏡・ミラーの基本知識
鏡・ミラーは、日々の身だしなみをチェックしたり、部屋の空間を演出したり、私たちの生活で欠かせないものです。鏡・ミラーを取り入れることで、玄関・リビング・洗面所等の空間がよりお洒落になります。今回は、鏡・ミラーの素材・種類・選ぶ際の注意点について見ていきましょう。
鏡の素材
ガラスミラー
昔から使用されているもっとも一般的な鏡は、透明なガラスに反射板の役割を果たす銀をコーティングして作られています。光の反射率が高い銀を使用することで、物がはっきりと映ります。この素材を使用したミラーを「ガラスミラー」といいます。
はっきりと像を映すことができるというメリットがある一方で強い衝撃で割れてしまうというデメリットもあります。近年では、そういった衝撃に備えて飛散防止フィルムが貼られた鏡も販売されています。
ガラスミラーの他にも、現在流通しているミラーの素材について見ていきましょう。
アクリルミラー
プラスチック樹脂を伸ばしてシート状にしたものを「アクリルミラー」といいます。
軽量で加工しやすいため、手鏡や道路のカーブミラーなどに使用されることがあります。しかし加工性が高い反面、表面が傷つきやすい・ゆがみやすいなどのデメリットもあります。
フィルムミラー
ガラスの代わりに鏡面フィルムを使用したものを「フィルムミラー」といいます。
割れにくい素材を使用しており、安全性が高く、また軽量のため、簡単に持ち運ぶことができます。ただし、破れや傷がつきやすい等耐久性はガラスミラーに比べて劣ります。
鏡の種類
スタンドミラー
「スタンドミラー」とは、独立して立つミラーです。頭から足先まで映すことができ、全身の服装や身だしなみをチェックすることができます。
ウォールミラー
「ウォールミラー」とは、壁に取り付けるミラーです。全身を映すものや顔が映る程度のサイズまでさまざまあります。
立てかけミラー
「立てかけミラー」とは、名前の通り壁に立てかけるタイプのミラーです。容易に移動させることができ、設置場所を選びません。全身を映すことができるサイズが一般的ですが、ドレッサーや収納家具の上に置く小さなサイズのものもあります。
収納型ミラー
「収納型ミラー」とは、ミラーの裏側に収納スペースがあるミラーです。アクセサリーや化粧品などの小物を収納することができ、すっきりとした空間を演出することができます。
設置場所
洗面所
身支度や化粧をする時に欠かせません。洗面所は湿気の多い場所であるため、カビや錆に気を付けなければなりません。耐食加工・防湿加工を施した鏡を選ぶことをおすすめします。また、ライト付きの洗面鏡はメイクをする方に人気があります。
玄関
玄関付近に設置することで、外出時に身だしなみのチェックができます。玄関に鏡を置く場合は、ドアを開けてすぐ自分の姿が映らない場所に設置しましょう。また、玄関は人が出入りする場所であるため、収納型ミラーに物を収納することですっきとした空間が生まれます。
リビング
リビング空間に鏡を設置すると、限られたスペースでも空間が広く見えたり、開放感が生まれたりします。また、インテリアのアクセントとして使うこともできます。お部屋の雰囲気に合わせて選ぶとお部屋が垢抜けます。
鏡選びの注意点
自身にあったサイズを選ぶ
姿見等の全身を映す鏡を選ぶ際は、サイズに注意しましょう。全身を映すためには最低どのくらいのサイズが必要であるか確認する必要があります。通常、横幅は45センチ以上、高さは120センチ以上であれば、全身を映すことができます。
機能面を確認する
万が一鏡が割れてしまったときも、「飛散防止加工」を施した鏡であれば破片の飛散を低減することができます。落としたり、強い衝撃があると割れてしまうため、加工が施されていれば安心です。近年の地震で、安定性のあるアクリルミラーやフィルムミラーを選ぶ方が増えてきています。
また、洗面所や脱衣所などの湿気の多い場所で使用する場合は、「防湿・防腐処理」を施した鏡を選ぶようにしましょう。
種類別商品紹介
ウォールミラー
立てかけミラー
収納型ミラー
照明ミラー
防湿鏡・耐食鏡
最後に
今回は鏡・ミラーの基本知識として、素材、種類、注意点についてご紹介しました。インテリアとしてお洒落な空間にする鏡ですが、広い空間を演出したり、防湿加工・腐食加工などの機能的な部分にも注意して選ぶ必要があります。