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エコカラットはうれしい空気と暮らしをつくる壁材です。快適な湿度に保とうとする調湿機能を持ち、気になるにおいや有害な物質も低減するだけでなく、大胆な大柄や繊細な質感が目を引くエコカラットはデザイン性も兼ね備えた優れもの。
今回は、そんな今大人気のエコカラットのメリットやデメリット、人気の種類についても詳しくご紹介していきます。

LIXIL エコカラットとは?

エコカラットは、室内の空気を整えてくれる壁材です。
「多孔質セラミックス」と呼ばれる、微細な気孔がある原料をタイル状に焼いて作られています。粘土や鉱物などの複数の原料が混ざっており、土壁や砂壁から着想を得て開発されました。
目に見えないナノサイズの小さな孔(あな)があり、室内の湿気を吸収・放出することで、湿度を調整する働きを持っています。料理やペットなどのニオイを吸収、有害物質の低減など私たちの生活に変化を与える商材ということで注目を浴びています。
デザイン性の面では、様々な形状やレリーフがあり、壁紙や照明などと一緒に、インテリアに適したデザインが充実しているのも魅力です。

「エコカラット」と「エコカラットプラス」の違い

「エコカラットプラス」は「エコカラット」のモデルチェンジ品です。
「エコカラットプラス」では、機能や性能はそのまま、水拭きができるようになりました。

※ホルムアルデヒドやトルエンなどの空気中に漂う有害物質

元来、珪藻土のような従来の調湿素材と言えば、室内の湿気とともに水分と汚れまで吸着してしまうこともあり、水拭きが難しいとされていました。
同様に発売当初の「エコカラット」も、汚れが一度付くと落ちにくいというデメリットを持っていたため、客間や幼いお子さんがいたずらしてしまう部屋には施工しにくい傾向がありました。
そこで売り出されたのが「エコカラットプラス」です。空気中の水・汚れを通さず、しっかり弾くように設計され、雑巾でサッとひと拭きするだけで、跡を残さず、壁を綺麗に保つことが可能に!
また「エコカラット」よりも孔(あな)の数を増やすことにより湿度の吸収・放出力もより向上したのです。

「エコカラットプラス」と「エコカラット」の見分け方

「エコカラット」の表面に霧吹きで水をかけたときの反応が異なります。
エコカラット:水が染み込む
エコカラットプラス:水が染み込まない

「エコカラット」のメリット

室内の湿度を調節

エコカラットプラス / ヴィスト NX

エコカラットには空気を吸放出する孔(あな)があり、湿度が高いときは湿気を吸収し、乾燥しているときは放出し、湿度を調整しようとします。室内の湿度を自然とコントロールできるので、結露を抑えたり、梅雨時期のジメジメした空気の不快感を軽減したり、カビやダニの繁殖を抑制する効果も期待できます。その効果は珪藻土などの自然素材よりも高く、快適な湿度を維持できます。

気になるニオイを脱臭

エコカラットプラス / ノルディックカラー

玄関の靴やキッチンの生ごみ、トイレのアンモニア臭やペットの臭いなど、家の中ではさまざまな臭いが発生しています。タバコを吸う家庭では、臭いが消えずに困っている家庭も多いのではないでしょうか。エコカラットには、臭いの原因となる成分を吸着する効果もあり、臭いを低減することができます。

有害物質を軽減

エコカラットプラス / ディニタ

近年、住宅の高気密化にともない建材などから発生する有害物質が空気中に漂い、健康に影響が出る「シックハウス症候群」のリスクが増加しましたが、機械換気設備の設置が義務化し、原因となる化学物質の使用制限等でリスクは低減しました。エコカラットはそれらに加えてシックハウスの原因となるホルムアルデヒドなど空気中に漂う有害物質を吸着することで、正常な空気環境を保ちやすくなる働きがあります。

デザイン性の高さ

エコカラットプラス / サンティエ

エコカラットの魅力は機能性だけではありません。天然石を思わせる高級感のある色や柄の製品や、陶器のような滑らかな質感の製品、レンガを積んだ壁面のような意匠も、ナチュラルな木目柄も、北欧のテキスタイルブランドとタッグを組んだ製品もあります。多種多様なデザインテイストから部屋のイメージに合わせて選ぶことができるので、リビング・ダイニングはもちろん、和室や水廻りなど、あらゆる場所にフィットするデザインが見つかります。

「エコカラット」のデメリット

コストがかかる

調湿機能や脱臭機能、高い意匠性などの特徴があるエコカラットは、壁紙と比べるとコストがかかります。本体価格だけでなく、エコカラットを設置する際には、専用の接着剤を用いるなど、下地処理をはじめとした施工費も壁紙と比べると高くなります。また、調湿機能や脱臭機能などの効果を十分に得るためには、ある程度の面積が必要となり、12畳のリビングの場合、4〜6㎡程度の量が推奨面積となるため、それなりの予算が必要です。

割れや欠けのおそれ

エコカラットは焼き物なので、硬いものがぶつかると割れたり欠けたりすることがあります。例えば、引っ越しの際に家具をぶつけてしまったり、下部に掃除機がぶつかってしまったりすると、破損しやすいため、注意が必要です。
割れや欠けが生じてしまった場合は、専用のコーキング兼補修材「カラットコーク」が提供されています。補修材を使用することで、ある程度目立たなくすることが可能です。また、壁の下部には幅木を設置するなど、ぶつかりやすい場所にはエコカラットを貼らないようにすることをおすすめします。

壁に穴を開けたり貼ったりできない

エコカラットは基本的に、上から何かを貼ったり、穴を開けたりすることができません。「壁一面にエコカラットを貼って棚を取り付ける」「エコカラットの上にポスターを貼って画びょうを刺す」といったことは基本的にできないことを覚えておきましょう。
「壁掛けテレビを設置したい」「コンセントが必要」など、どうしても何かを設置したり、穴を開けたりしたい場合は、エコカラットに開口部を設け、その部分に施工することになります。補強工事が必要になることも多いので、事前にハウスメーカーなどに確認してください。

気軽に変更できない

壁紙のように、簡単に貼り直しができません。施工後にもし気に入らなかったら、やり直しのためのコストと時間が掛かるため、なかなか変更がしにくいというデメリットがあります。エコカラットは専用の強力な接着剤を用いて下地に取り付けられているため、変更する際には、下地のボードごと変更しなければならない場合も出てきます。

エコカラットプラス人気デザインTOP5

エコカラットには多種多様なデザインがある為、どれを選べばいいか迷っている方も多いはず。人気デザインランキングTOP5をご紹介いたしますので是非、ご参考にしてください。

【5位】ネオトラバーチン

ネオトラバーチンはトラバーチン特有のレリーフと縞模様の組み合わせた意匠で上質なインテリア空間を演出します。

ネオトラバーチンは、レリーフと縞模様を組み合わせたデザインで上質な空間へと仕上げてくれます。また、1枚が約606×303とサイズが大きいため、リビングなどの大きめの壁に施工することで奥行きのある部屋のように見せる効果があります。

【4位】ヴァルスロック

ヴァルスロックはスイスのヴァルス地方で採掘される石材の意匠を使いやすくアレンジしたデザインです。

エコカラットの中でも重圧感のあるデザインで、高級感を演出する際に最適です。
ヴァルスロックは一枚一枚サイズやタイルの厚さが異なるため、レンガのように交互に貼るのが主流です。

【3位】ルドラ NX

ルドラNXはクォーツサイトの石柄を表現したモノトーンのクールな意匠で、モダンでミニマルなインテリア空間にお薦めです。

空間のアクセントにふさわしい、重厚感ある質感です。「ルドラ NX」は凹凸がしっかりした立体感のあるタイルなので、照明と組み合わせることでより、高級感あふれる洗練された空間を演出できます。

【2位】ディニタ

ディニタは複雑で自然な石をリアルに再現した、品格のある石積みのデザインです。

石積みの壁面が空間と調和しつつ、さりげないアクセントに。ナチュラルなインテリアに高級感ある雰囲気が生まれます。

【1位】ストーングレース

ストーングレースは大きな砂岩の流れ模様が、上質な空間を演出します。

リビングなど、広いお部屋に施工すると、お部屋の存在感が増します。また、「ストーングレース」という名前の通り、上品な雰囲気を作ることができます。落ち着いた雰囲気のデザインながら、程よい重厚感のある砂岩の流れ模様が、エレガントな空間を演出してくれます。

エコカラットプラスのおすすめ設置場所

リビング・ダイニング

リビング・ダイニングにはペット臭やキッチンからの生ゴミや排水口からの悪臭、調理臭、タバコの臭い、汗の臭いなどさまざまな生活臭があります。家族団らんを楽しみたいリビングにエコカラットプラスはおすすめです。換気や消臭剤では取りきれない臭いも軽減できます。さらに、エコカラットプラスはデザイン性が高いのでリビングに施工することで空間のアクセントにも役立つことでしょう。

寝室

寝室は人生の3分の1を過ごすともいわれ、吸放湿や有害物質、臭いの吸着によって快適な空間が実現するのが人気の理由です。空気清浄機や24時間換気も有用ではありますが、そこにエコカラットプラスを追加すると、より空気が綺麗になります。
寝室という空間が快適になることで、睡眠時も心と体をリラックスさせて、ゆっくりと休めます。
また、寝室は時期によって湿気が起きやすい傾向にあります。エコカラットプラスを施工することで寝室の湿度をバランスよく保ち、湿気による嫌な臭いも消臭できます。

洗面所・トイレ

湿気が溜まりやすい洗面室や、においが気になりがちなトイレも、エコカラットを使用すれば快適な空間になります。単調になりがちな空間のアクセントとしてもおすすめ。トイレは家のなかでもコンパクトなスペースなので、壁の面積も小さく、限られた予算でも取り入れやすいことも魅力です。

玄関

家の顔といえる玄関にも、エコカラットの使用がおすすめです。窓がなく風通しが悪い空間であれば湿気が溜まりがちですし、靴箱の中は汗や雑菌が付着した靴のにおいが充満していることも珍しくありません。湿度調整や脱臭効果の機能があるエコカラットを貼れば、こうした悩みから解放されます。

お手入れ方法

エコカラットプラスは、水拭きや洗剤で清掃が可能で、毎日のお手入れが簡単になりました。
汚れはきれいな布による水拭き清掃をしてください。
直接水をかけての水洗いは避けてください。

・一般家庭用洗剤を使用すると、清掃性が高まります。
・部分的な汚れはメラミンフォームを使用すると、効果的に汚れを落とすことができます。
・メラミンフォームと洗剤を併用することでさらに清掃性が高まります。

1.水や汚れがかかったとき

優れた調湿機能をもちながらも水を吸収しにくいので、雑巾などで簡単に拭き取ることができます。

2.汚れがひどいとき

一般家庭用洗剤をメラミンスポンジに含ませてこすり、雑巾などで拭き取れば汚れを除去できます。

3.汚れが染みついたとき

漂白剤の原液を綿棒などに染みこませ、叩くように塗りつけます。汚れが落ちたら雑巾などで拭き取ります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
エコカラットプラスは、においの原因を吸着、脱臭。 空間をお洒落にするだけではなく、住まいの空気を綺麗にしてくれます。住まいに嬉しい充実した機能性と見た目や質感の異なる色々なデザインの多さがエコカラットの人気の理由となっています。
高いデザイン性と湿度を調整し、ニオイや有害物質を吸着して取り除いてくれるエコカラットは、ワンランク上の住空間を創り出すことができるインテリア建材です。そのメリットを活かしながら、デメリットを理解した上で、エコカラットを活用した上質な空間づくりをはじめてみましょう。